論理の流刑地

地獄の底を、爆笑しながら闊歩する

最近印象に残った言葉

社会は人に一つの人格を望む。
人格が一貫していればしているほど誠実な人間だと捉えられる。
だから皆「表向きの自分」を演じてそこからはみ出る部分を隠したがる。
隠してきたものを消してやれば一貫した人生になる。
反対に暴き始めれば色んなものが壊れる。

ーードラマ「dele」第7話

プラトンの考えでは真理は永久のもので、静的抽象概念の中にのみ存在する。真理はけっして実際的現実的な現象の中には存在しない。これらは流転の過程にあるのだからね」
「でも、私たちの真理の概念は全く逆よね」とケートが言った。
「私たちにとって真理は現実の多数のかけらから成り立っている。流転と自己変化はその本質よ。変化は重大な真実だから、私たちの考えでは過程こそ事物の本質なのよ」
「科学者らしい言い方だね」とアームブラスターが言った。

ーーJ・ジェイコブス「市場の倫理 統治の倫理」pp.367-368

市場の倫理 統治の倫理 (ちくま学芸文庫)

市場の倫理 統治の倫理 (ちくま学芸文庫)

「僕は時々、ラ・マシアで話をしてくれと言われるけど、よくこういう例を引き合いに出すんだ。
『毎晩寝るときに、サッカーが好きかどうかを自分自身に問いかけてほしい。今この瞬間にボールを抱えてベッドから起き、プレーができるだろうか』とね。
もし答えが『ノー』なら、サッカー以外に目を向けたほうが良いと思う」

ーーグイレム・パラゲ「知られざるペップ・グアルディオラ」p.72

知られざるペップ・グアルディオラ サッカーを進化させた若き名将の肖像

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